とある島で一匹のヴォルグが暇と空腹に耐えていた

「のあ〜ん、お腹すいたー暇っすよ〜」

ハロウィン限定といわれるヴォルグにしてはあまり似合わないクレーンゲームを模した島

その起動レバーをガコガコガコガコ動かして、サルの頭から帽子を奪っては返すを繰り返す

だが当人の目はその様子をまったく写さず、首長竜の周りの林檎や葡萄、レバー右の洋梨を写していた

「こいつらオモチャなんだよねん…玩具にフレーバーつけてわらわをどうしたいんだってーの」

悪態をついてレバーからずり落ちるように離れると、ムシクイチョコを鋭い爪で削り、溜まったソレを口に運ぶ
よく見たらさっき以外にも削られた後が無数にあって痛々しいかぎりだ………喰うなって言っただろ!!(私情)

「腹減ったぁ〜兎亜種はまだいらっしゃらないの〜?蟲〜おやつ〜今やったらモンスター丸ごと喰えんぞよ〜」

尺取虫のようにウネウネとムシクイチョコとクモのハロウィン飾り間を移動する
その様子はヴォルグが好きでも気持ち悪いの一言に尽きる。鳥肌が軽く立っちゃうくらい(私情)

「仕方ないわね〜、カボチャで我慢するってばさ〜GLLのクモとか食べたいのう〜」

まったく独り言の多いヴォルグは、無数の噛み後がつくカボチャに手をつく………かじるなっつっただろ!!(私情)

「誰かいらしてなーんか恵んでくれへんかしらん(あぐ」

ささやかな望みと共にかじりついた瞬間
ヴォルグにとって見慣れた顔が一気に現れた


【基本日常:桜再】


「ありゃ?どーなさったの皆さん!?オイラにおやつ渡しに参上!?」
「「「ちがう!!!」」」
「じゃったら、ワタクシにご飯を与えに来たのでござるか!?」
「「「ちがう!!!」」」
「何しにきたんのお主ら…」 「少なくともお前に食料を与えに来たわけじゃないのは確かだな(ぜーはー」
「それに今の桜再満腹じゃん!!!何処に入るの!?」
「やーね〜王さん、間食は別腹って申すお腹心が分かってなのぅ〜」
「お腹心って何!?」
「間食は甘い物か好物、お腹心は乙女心に正せ!!むしろお前は言葉使いを直せ!!」
「別にいーじゃん、拙者の個性よ?あいでんてぃてぃって奴じゃよ〜?」

うわ〜ん、せっかく何か食べれると思ってらしたのに〜

「コント繰り広げてないで逃げなきゃー!!どんどん早くなってるのにー!」
「そうだったな…すっかり奴のペースにorz」 「桜楽って桜再と話すとこうなるね…いや、今ので自分体力使い果たしたかも…動け、な…(ぜーはー」 「えー!?!?桜王体力なーい!再々なんてことするのー!!(うわん」
「なにがやね」

あれ、よくよく見たら3匹ともおかしくなくって?

「包帯お揃いだ〜あ、所かわって眼帯っすかえ??」
「「「楽しそうだね(な)桜再(再々・貴様)」」」

ヴン

「あ…(ビクリ」
「追いつかれたー!桜王!コロ!逃げなきゃー!!(ぎゃーー!」
「お前が先に逃げろ阿保の仔め!!」
「おろ?な〜に慌ててるんでーすか??
こげん島にリヴリーが同刻上陸ったぁ珍しいわよー?どちら様〜?」

振り返った先に居たのは
でっかい赤いクモ
うそぉ

「蟲…」
「再々!逃げてー!!なんだかボク狙ってるみたいなの!だから逃げ…」
「やーんvvvタイミング計った〜??しかも巨大やーーーん」
「へ?」
「あ、そういや桜再の設定は…(汗」
「どこのデリバリーか存じませんが、この天恵は清く正しく美味くお腹に入れ候(拝」
「『全ての虫は餌』だったな…」
「何その設定?!コロがつけたの??」
「誰がつけるか。ニンゲンに決まってるだろ」
「いただきまーーーーすv」
「桜再いくなーー!(汗」

コレは行かなきゃソンだって♪
奴の間合いに踏み込んだ刹那、ウマそうな足が落ちてきたの!!
親切ですな〜vvvvv食べやすいぞよ、ハラショー☆
じゃが、流石にそんなスピードの足は噛み付いたら舌が痺れてまう

「悪いが止ってくんなまし?」

パシリ

「うわー!!再々受け止めたよ?!(超ビックリ」
「しかも軽々と片手で受け止めたよ桜楽!?」
「俺に振るな。設定に書かれてないが、奴は腕力に秀でてるのか…」

うーむ。おっきいと殻が固いっすよ…第一関節外れん!
こうなったら奥の手や

「ふぅー、くっついたまんま食べとーござんした」

この場合は足を両手持ちに変えてね?
思いっきり曲がらんじゃろう方向に曲げるのサ★
すっとア〜ラ不思議

ボキリ

「〜〜〜〜っ!!!!???」
「ラクラク取れますの〜☆一本ゲット」
「「「 折った!? 」」」
「ひっひゅはあび〜(ビックな味〜)」
「桜再食べるなぁ!!(衝撃」
「んぅ?王も食すんか?」
「〜〜っ〜〜っ??!!」
ヴン

「あっ 待てよどこ行くのじゃ特大おやつー!!??」
「…これは…つまり…」
「…(はっ)もしかして、コロ、僕達逃げ切った…?」

奇声を発しながら蟲は帰っちまった。
我輩の蟲〜〜食べかけなのに!!

「悪いなぁ王、誕生日プレゼントわっちの食べかけしかないよ」
「食べかけじゃなくても気持ちだけでイラナイし!」
「しかし・・あれだな、非常に疲れた」
「再々ありがとう!!蜘蛛追い払ってくれて!!(キラキラキラ」
「え?朕は追い払ったつもりはござらんけどぉ…」
「すごく助かった!!!!(キラキラ」

え?え?ナンカえらい感謝してるよ?

「何があったんだべ?」
「ニンゲンに聞け。ニンゲンなら俺達の紆余曲折を言えるだろ。俺は桜王を島に送る」
「うん〜お願い〜」

ぐったりしてますな

「じゃあボクも帰る!再々、今日はありがとう!」
「おう?きィつけて帰れ?」

ヴヴン

「…なんだっつーの?」

皆が来て〜蜘蛛が入らして…オラが足とってぇ〜All帰路について?

「これぞ駆け抜けるってモン?」

何だか解んないほど超展開です

「でもぉ、小腹が満たせるったぁラッキー」

詳細は兎亜種から伺いたてるとして、おいどんは足でも戴きますか♪






基本日常終わり。
これ未完のまま放置してたので続きを書いて今回UP
作文能力の低さがバレッバレですね、毎度の事ながら
まだ桜再が一匹で島に居た時の頃
桜再の話し方は楽しいけど、ナレーターに使うには不向きだと実感