「こんな時だけはケセパに感謝だよ〜♪」

春の野の丘を降ってくる桜の花びらで滑り落ちる
よく人間の子供がダンボールで川原の坂を滑るあれね!?

「桜王・・・お前いくつだ?」



【基本日常2:桜王】



掲示板の下でこっちを見てた七夕が呆れた声で聞いてくる
………いや、分かってるけどね?
聞きたくなるのはもっともだけどね?

「17・・・でも今日誕生日だから1歳。七夕も一緒にすべろーよ〜♪童心に還るのは大切だよ?」
「僕は桜を捕まえる手が無いから無理だよ、見てるので十分・・・」
「クロムシみたいに滑ればいいじゃん」

近寄ってくっと七夕の体の向きを変えて
スノボーみたいに坂を滑り落ちるクロムシの姿を映してみる

「・・・・〜♪(よく滑る〜♪)」
「あんなふーにすb」
「クロムシと同じ滑り方なんて嫌だ」

即答された…
なんで七夕はクロムシの事嫌ってるかなぁ?

「桜王〜!!あたしすべるー!あたしすべりたい〜!!」
「黄道…今島に設置されてないから無理だよ(汗)」
「ヴ〜〜_| ̄|○ノシ」

黄道は、自分が滑り出してから凄く輝いた目でこっち見てたんだよなぁ
島の縁に顎を乗せて唸ってた黄道が目の前から消え、た?!
変わりに白道が島の縁に顎をかけてた

「このガキより俺様を島に入れるようにしろ。何時までも島の外だと寝心地が悪い」
「ガキを蹴り飛ばしちゃうシロムシクイとなると考えちゃうな・・・」
「うあーんっ!いたい〜!!(びーびー」
「ガキに毎回踏まれてるクンパにその権利は無いだろ」
「痛いところを…」

しばらく白道と(不毛に)言い合ってると ヴン 来訪者の音がした。
ラジオの方だ!

「誰か来たvv」
「・・・・・・・・・・・・(相変わらずうれしそうだな)」

誰かな?
ドキドキしながら振り向けば
なんと1怪我をしたオーゴ

「オーゴ!?どうしたの?!怪物の森にでも行ったの?!」

急いで駆け寄るとぐーっとオーゴの目から涙がこぼれた
本当にどうし…

「オっちゃーーん!!いきなり蜘蛛に」

ビシィ!!

「その、明らかに中年男性を連想させる呼び方ヤメテよ」

なかなか早く投げれたかな??
もしものためにもう一個準備しておこう

「だからって投石は…痛いorz(えぐ」
「桜王って、あだ名にすると色んな方々と被るからフルネームで良いんだよ」
「じゃあ桜王〜島モンの蜘蛛に襲われた〜」

それってオーゴが攻撃したって事?自業自得じゃん(汗)

「おいチビ。そんな低レベルで島モンに攻撃でもしたのか?」
「チガウ〜!挨拶しようと近寄っただけ!!攻撃なんかしないよ!」

ナニソレ?

「どう言う事だろ七夕?島モンが自分から攻撃って」
「さぁ?初めて聞くけど僕にはさっぱり…」
「兎に角ココ居させて〜」
「それぐらい構わないけど・・・」

ヴン

「誰か来た〜vvvvこんにち・・・」
「お前は話題の中心にまで挨拶するのか?無関節だな」

白道の言うとおり
そこには赤くて大きい蜘蛛
なんだかこっちをじーっと見てる…某ゲームにこんなコメントがあったような?

「来訪者には変わりないよ、こっち見てるし今の事話せるかも♪」

手に持ってた石を捨てて近寄ろうとした時
両角をガッと掴まれた…!?

「いっ うわぁっ?!////やっ、なぁ、何するのぉ…(涙」

寒気がするぅ!!
エレベーターを降りた時みたいな感覚も!!!
自分は力が抜けてその場に座り込んだ。
毛の塊の筈のクンパの角…なのに自分は嫌になるほど敏感だ、神経でも入ってるんじゃないか?

「ちょ、放して////立て、ないしっ話し聞けな・・・」
「桜王…ボクが襲われたのこの蜘蛛だよ、赤くておっきいもん」

はい?

「ナニソレ?!こんな確率、あるの??」
「ボクも知らないよ〜(ビクビク」
「兎に角襲ってくる可能性のある蜘蛛がココにいるって事だ!2匹とも移動しろ!!」

七夕が自分たちと蜘蛛の間に飛び込んで叫ぶ

「七夕?!七夕は如何するの!?!」
「ムシクイは攻撃されないから…安心して桜王」
「七夕ィ…////」

カッコイイ、カッコイイよ七夕ィ!!!!

「桜王!?蜘蛛来たー!!立ってよ〜!!(ぎゃー」
「そっそんな事言われても////角はなしてよぉ(えぐ」

結局
棍棒みたいな蜘蛛の腕に叩き飛ばされた後自分たちは移動した








とんだ誕生日になってる桜王
しかし1歳か…古いなぁ〜今年、4歳だよ?